クラウドファンディング(CrowdFunding)とは、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語で、
クリエイターや起業家が製品・サービスの開発、もしくはアイデアの実現などの「ある目的」のために、
インターネットを通じて不特定多数の人から資金の出資や協力を募ることをいいます。
「アイデアを形にするファイナンス」とも言われています。

構図

例えば、あるクリエイターが自主制作アニメを制作したいとします。
プロジェクトの内容を明確にします。
なぜそのアニメが作りたいのか多くの事例を提供しています。
「どういうアニメを作りたいのか、どういうふうに作っていくのか、資金はいくら必要なのか」
といった情報(5W1H)を、プロジェクトとしてクラウドファンディングサービス上に掲載します。
また、出資をしてくれた人(支援者 パトロン)に対して、
何かしらの見返り(リターン)リワード がある場合は、その旨も記載します。
そして、一定期間の間に、プロジェクトに共感した複数人の支援者が
少額づつ資金を出資・支援し、目的の資金が集まった時点でプロジェクトが成立し、
プロジェクトの起案者は、集まった資金を元手にプロジェクトを実行します。
その際、プロジェクト起案者は、サービス運営者に、集まった金額の10〜20%を手数料として支払います。

分類

寄付型 購入型 金融型(株式 投資 融資)に大きく分かれます。
世界最大の購入型プラットフォーム「キックスター」が多くの事例を提供しています。
特色は、ゲーム性が高い、進捗率が分かる、アイデアが決め手です。
また、出資者には仲間になりたい心理、ファンとして共感の心理、リワードの期待が生まれます。
ふるさと納税やシェアリングエコノミーの心理と共通します。

現在、クラウドファンディングの市場は拡大傾向にあり、サービス運営議者も増えています。
それぞれ特色もあり、企業体質のチェックも必要になってきます。

起案者 支援者 サービス運営業者それぞれトラブルの可能性もありトラブル対策には
充分留意しておきましょう。
まず誠意とコミュニケーション力は基本です。プロセスの透明性も大切です。
まずプロジェクトが決まったら運営業者に相談 登録審査を受けましょう。
資金調達は2通りあります。
1、1円でも調達額が未達だと資金が受け取れない「All-or-Nothing」方式
2、目標金額に達しなくても資金が受け取れる「All-In」方式
「All-or-Nothing」方式は、あと少しで目標金額達成というところで、
募集期間が終了となり、プロジェクトが失敗となる恐れも十分あります。
一方、All-In方式は「すでに実施を確約できる/リターンを確実に履行できるプロジェクト」が
条件になります。
募集の一口は500円以上からリワードは独自に決めます。
期間は2か月1年ぐらいの間で決められています。

比較サイト

ランクラウド http://runcrowd.jp/

大手クラウド運営会社

キャンブファイヤー https://camp-fire.jp/

レディーフォー https://readyfor.jp/